よくある質問

ガラスに関する、よく寄せられる疑問や質問についてまとめています。
下記掲載以外のご質問がありましたら、メールにてお問い合わせください。

ガラスについて

ガラスは何からどうやってできているのでしょうか?

大ざっぱに言うと、ガラスは砂から作られています。
珪酸(SiO2)が主成分の珪砂(けいしゃ)と呼ばれる砂がガラスの主原料です。
これを溶かし、成型するとガラス製品になります。
しかし珪酸を溶かすには1700度以上とかなりの高温が必要になるため、普通は溶ける温度を下げるためにソーダ灰(Na2O)を加え、さらに水に溶けないガラスにするために石灰(CaO)が加えられます。

ガラスには、どのような種類があるのですか?

主に、ガラスは4つに分けることができます。
ソーダ石灰ガラス ・・・ 一般の窓ガラスや瓶類などに使用されています。
鉛ガラス ・・・ クリスタルガラスとも呼ばれて高級グラス・シャンデリアなどに使用されています。
ホウケイ酸ガラス ・・・ 耐熱ガラスです。主に理化学用に使用されています。
石英ガラス ・・・ 99.999%クオーツ(水晶)で耐熱性に優れ、スペースシャトルの窓にも使用されています。

膨張係数とはなんですか?

熱膨張係数について説明しますと、熱膨張係数とは、温度の上昇によって物体の体積や長さが膨張する割合を1K(℃)で表すことです。
熱膨張係数が低いと温度による伸び縮みが小さく、高いと伸び縮みが大きいということになります。
ちなみに、金属やプラスチックは熱を加えると膨張しますが、ガラスはかなり低い膨張率です。

ガラスの長所と短所は何ですか?

金属やプラスチックなどと比較すると、
 

ガラスの長所は
 ・加工、成形性が良い
 ・熱に強く燃えない
 ・かたく、傷がつきにくい
 ・耐薬品性が強く、錆びない
 ・透明である
などが挙げられます。
 
短所は
 ・割れる(飛散する)
 ・熱の不良導体である
 ・高温で急激に粘度が低下したり、失透したりする。
という特徴があります。

ガラス器具を加圧、減圧することはできますか?

ほとんどの理化学用ガラス器具は、加圧で使用することができません。
あえて使用される場合は、傷、歪み、偏肉等が絶対になく形状を考慮の上、微圧に限ります。

減圧で使用するガラス器具は限られており(吸引瓶、ろ過器、減圧蒸留用)使用する場合は、傷、歪み、偏肉等がないかを十分にご確認の上、注意してご使用下さい。

ガラスはなぜ無色透明なのですか?

物質は、結晶が寄り集まって構成され、その結晶には境目があります。
通常、可視光の波長が物質の粒子にぶつかって散乱し、色がつきます。
しかし、ガラスは光の波長よりも500分の1ほども小さい、分子の酸化珪素分子でできています。それが無限につながり、境目がないため、光が散乱されず、色がつかないのです。

ただし、ごくわずかに色がついて見えることがあります。
これはソーダ石灰ガラスであれば緑、ホウケイ酸ガラスであれば淡黄色に見え、ガラスの中に混じっている不純物(鉄イオン)の働きによるものです。
石英ガラスは、99.999%クオーツ(水晶)であるため透明に見えます。

自社製品について

カタログに記載されていないガラス製品を作ってもらうことは可能ですか?
又、作ってもらうには何が必要ですか?

まず、カタログに記載のない製品の製作についてですが、製作はもちろん可能です。
特注品に関しては、様々なお客様のニーズにより良くお答えできるように弊社では自社工場を有し、万全の体制をとっております。
次に必要なものですが、そちらは当HPにオーダーメイドという項目を設けておりますので、そちらよりご確認と弊社へのご連絡をお願い致します。

商品の納期はどれくらいかかりますか?

商品の種類や発送する地方によって異なりますので一概にはお答えすることできませんが商品名や発送先住所等を教えて頂ければお答えできますので、まずは弊社の方にお問い合わせ下さい。

共通すり合わせとは何ですか?

“共通すり合わせ”とは、接続部が一定の規格寸法にすってあり、実験用ガラス装置の組立てや、組替作業をする場合に、同一記号のすり合わせであればすべて互換性を持っているすり合わせのことをいいます。
当社の共通テーパーすり合わせは、日本工業規格(JIS)にしたがって製作しています。JISは米国規格(NBS)およびISO規格の一部と合致しており、互換性を持っています。

テーパーとは何ですか?



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